親のしつけ

妹が、結婚したくらいから、おかしい。

もう結婚して10年くらいになるけど、人とのコミュニケーションの仕方がどんどんおかしくなっている。私もASDだと自分では認めているし、当然妹も遺伝しているのだろうから、きっと生きづらいに違いない。

ただ、それにしても、何かをしてもらってお礼を言ったりするのが人として当たり前。多分他の人にはちゃんとできているのだろうけど、私を含め、実家の家族には人とは思っていないような態度が見受けられる。何か物が欲しいか、服を貸してほしいか、自分の都合の良いときにだけ連絡してきて、それを達成すると、お礼もなく、何の連絡もしてこない。今日も、服を貸してあげたのだが、全く何も連絡がない。もう終わったな。一生会えなくても、特に何も思わない。

まあ、あまりにも腹が立つから、こちらから縁を切ってもいいくらい。何か言ってきたら、無視するか、自分で何とかしろくらい、突っぱねてやろうと思っている。

そして、また違う角度から、今日感じたこと。

父も妹によく怒られていて、私と同じ感情を抱いているらしい。「どうしてこんな性格になったのかな」と考えているようだ。その時は、私も同じ気持ちでいたのだが、ふと20年ほど前に私が精神を病んでいた時のことを思い出した。その時も父は、私が変わってしまったと感じていたようだ。そして、何か私が間違ったことをしたとしても、何も言わなかった。私を見て泣いていた。

「違うだろ」

子供が何か間違ったことをやったり言ったりしたときは、親がひっぱたいてでも怒ってわからせないと駄目なんだよ。少なくとも、違っていることは違っていると言わないと。それがしつけなんだよ。自分が悩んでる場合じゃないだろ。

私は、20年ほど前、精神的に最悪だった。自分が選んだ仕事を簡単にやめてしまったこと、人に騙されていたこと、ASDのこと、後悔とか怒りとか悲しみとか不安とか、いろんな出来事がいっぺんに来て、自分の中の何かが爆発しそうだった。その時、どんなにこの思いを親にぶつけたかったか。ただただ、ぶつけさせてほしかった。そして、怒りをぶつけたこと、親のせいにしたことを真向から叱ってほしかった。でも、私には、両親ともが、それを受け止める器がない人間だということがわかっていた。そして、爆発しそうな感情をどうすることもできずに、自分の中で爆発させていた。人にぶつけないように必死に耐えた。でも、その時以降、何かがぷつんと切れてしまっている。「プッツン」という単語が2,30年前に存在したが、まさにその状態で、何か、生まれてきてから繋いてきた自分の人生とか、心の糸のようなものが切れてしまった。

そのことを今日、悩むだけの父を見て思い出した。私が父を諭すべきなのかな。妹の状況は私とは違うけど、人としておかしいと思っているなら、いうべきだ。ほかにだれが言う?私?いやいや正直、私はもう自分のことに集中していきたい。妹のことは無視をするのみ。


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